君に出会った世界



ピューン


いきなりの不気味な音に身震いがした。



「何?!誰かいるんですか?」



どうしよう、ゾンビとか出て来たら。


日現実的な今、何があっても可笑しくない。





ピューン



再び不気味な音。



「だから、何!?」



「ピピッ

約20m先にある扉を開けてください。あなたを案内します」



何処から聞こえるのかわからない機械音。



案内って、この世界をってこと?



やっぱりここは、今までとは違う世界…なんだ。



扉を開ければ誰か人がいるのだろうか。



まだ分からないが、一人では居たくない。


いきなり死んで、いきなりこんな暗闇に一人だなんて、なんだか自分が可哀想すぎる。



もし他に誰かいるのなら、一緒にいたい。






その"誰か"が、ゾンビなら話は変わるけど。




取り敢えず、その扉まで行くことにしよう。






< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop