―三年間―

あたしに気づい
たのか、あいつは
あたしの方を
向いてきた。

まさか声をかけ
られるなんて
思ってなかった
あたしは…

「おっおはよ!!」

失敗……。



「おぅ」

「こんな朝早く
から練習??」

「まぁな。これ
誰にも言うんぢゃ
ねーぞ?」

「え、なんで?」

あたしが疑問形で
返したら、あいつ
は口を濁した。

なんか変なあいつ。
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