―三年間―
「とにかくおまえは名前」


「はぁ…意味わかんない」


「意味わかんなくていいよ」


あいつ…あ、優太は急に
立ち上がり「練習」と
呟いてグラウンドへ
戻っていった。



冷たい風があたしを
流れる時間を
はやくしていった―――…









あれからあたしは夏まで
必死に練習した。


部長の言ったことは、
本当だった。


顧問の先生から

「地区大会に出す。100な」

といわれ、その責任を
改めて感じた。


あたしはあたしが今できる
ことをしっかりやろう・・・




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