ボサボサ眼鏡はイケメン社長!?
「おー、遅かったね!矢島君。もう食べ終わる頃だよ。」
あたしが、食堂に行ったのは自分で出来る書類を片付けた後。
時間で言うと、社長が食堂へ向かって30分が過ぎたくらいだ。
なのに、今頃食べ終わるだと!?
社長の周りは、大量のお皿が先ほどまでの書類の様に高く積まれていた。
わなわなとふるえる体。
「ふー大分食べたなー。」
「これだけ食べたからには、ちゃんとそれなりの体力がついたでしょうから。きっちり働いてもらいますよ!」
「えぇー!」
あたしは、やっとこさ運んできたうどんをちゅるちゅると食べながら、怒りマークを頭に載せていた。
「じゃあ、矢島君が食べ終わったら一緒に部屋に行くよ。」
「当たり前です。」