ボサボサ眼鏡はイケメン社長!?
あたしが、ここの社長の娘だって言うと皆あたしに接してくれなくなった。
あたしと関わって、へましたら自分の首が飛ぶだろうという勝手な判断から。
だけど、美香子は違った。
「あたしは、美香子。あなた社長の娘なんだってー!?すごいねー!」
あまりにも、突拍子なことで最初は戸惑った。
だけど、気さくに話す美香子とすぐに意気投合して仲良くなった。
今では、親友である。
「バカだなー姫香。出会いってそう言うのじゃなくて、異性だよ。い、せ、い!」
「異性って・・・彼氏ってこと?」
あたしは、目をぱちくりさせながら尋ねた。