ボサボサ眼鏡はイケメン社長!?

「あったりまえじゃん!いいなぁ、そこでかっこいい上司と社内恋愛・・・・憧れるぅぅ。」


あ、あの美香子さん現実(こっち)に戻ってきてください。


そんな、夢みたいな話あるわけないじゃない。


「でも、姫香も23そろそろ考えといたほうがいいんじゃない?」


んー考えないといけないのかなぁ?


あたしとしては、もう少し仕事に専念したかったんだけど。


「ま、いい男いたら紹介してよ。」


それだけ言うと、美香子は去って行った。


な、なんて軽いの!


もっと、こう。悲しもうよ。


「はぁ・・・・・彼氏、イケメン・・・かぁ。」


給湯室にあたしの、虚しいため息だけが響いた。


< 7 / 48 >

この作品をシェア

pagetop