ボサボサ眼鏡はイケメン社長!?
「あったりまえじゃん!いいなぁ、そこでかっこいい上司と社内恋愛・・・・憧れるぅぅ。」
あ、あの美香子さん現実(こっち)に戻ってきてください。
そんな、夢みたいな話あるわけないじゃない。
「でも、姫香も23そろそろ考えといたほうがいいんじゃない?」
んー考えないといけないのかなぁ?
あたしとしては、もう少し仕事に専念したかったんだけど。
「ま、いい男いたら紹介してよ。」
それだけ言うと、美香子は去って行った。
な、なんて軽いの!
もっと、こう。悲しもうよ。
「はぁ・・・・・彼氏、イケメン・・・かぁ。」
給湯室にあたしの、虚しいため息だけが響いた。