子羊+狼のお話



「へぇ〜…初めて知ったわ
あいつ、自分の事話さないねん
気づいたら
何も純の事知らないねん。
その図書室で

“うふ〜…。ああいうの嫌い
勝手に決めたり噂を信じたり
して、可笑しいよね
改めまして!一条 純(ニコ)!”」

びっくりした。
こういう奴が、居るんやって
無邪気に笑って手を出す奴なんて

“お前、引かないわけ?
俺の事を知って”

“ん?それってさ本当なの?
僕は、噂とか信じてない。
ほとんどが作り話でしょ?
零から話してくれる事が事実だから。”


確かに純君は、噂とか信じない。

そう言っていつも、私を守ってくれて

話を聞いてくれた





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