子羊+狼のお話



「“お前…可笑しいんちゃう?
俺と仲良くしたいとか
いじめられるで?無視されるで?”

“だからああいう
嫌いっていったじゃん
ああいう子って周りに流されて
顔しか見てないし
媚ったり、偽ったりするじゃん?
だから嫌いなんだよね。

別にいじめられてもいいし
別に無視されてもいい。

その点、零は違うでしょ?
僕に、素を出してくれて、
暴言とかいうでしょ?
ね。眠いから寝ていい?”
そう言っておっきな欠伸をしたんやで?(笑)
“は?”
“おやすみなさい―…くぅぅ―…”


“ってええ!?”
こんなやつ初めてやったわ
あいつ、十秒経たずに寝てしまよな…」


「クスクス(笑)、
純君らしいね(笑)
純君、周りに流されないし、
自分の意思をちゃんと言って
そんな、純君が羨ましく感じた」


「優乃も?俺もやねん。」


「クスクス(笑)似てるね(笑)」



「そうやな(笑)」


その後、
零君のお婆様の話とか純君の事と
か色んな事を話した


あっという間に時間が来てしまい
学校に向かった

「ありがと。零君
凄く楽しかった!!!」


「クス(笑)俺もやで(ニコ)
また―…「優乃ー!!!!!!」



―ギュ―


「ぐあ―…!蒼空―…。」








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