子羊+狼のお話
でも…口は、止まらなかった
「何にたいしての謝り?」
「っっ…」
「隠し事無しって言ったの誰?
私は、一度も蒼空にたいして
隠し事なんかしたことないのに
蒼空はするの?していいの?蒼空なんか…!!」
いきなり、私の口を誰かが塞いだ
「そんぐらいにしときぃや優乃」
「んんーん!?」
零君だった…
はっ…!私何を…!
「ん?ほら、行くで?」
「んんんん!?」
どこへ!?
「零、どこへ?三人でケーキバイキング約束したんだけど」
「純起きたんか、テスト3限で
終わったやろ?後、優乃また俺に
話したいことあるんやって!な、優乃?」
「うん」
「それとな、こんな状態を見ても
まだバイキング約束したんやって
言えるんか?」
蒼空は、泣いていた、静かに涙を
見せていた
「蒼空――…―…」
純君は、蒼空を抱き締めていた
「んじゃ!優乃、行くで?」