いつも...みてた。
第一章
いつも
あれは、
小学校6年の
10月の秋だった。
まだ公園で遊んでた頃。
「瑠実ぃ?本当にいいの?」
「うん!いいの!みんなで遊んできて?」
「本当に大丈夫?トイレ行けば?」
「そういう痛みじゃないからいいの」
あたしは笑顔で言った。
「そっかぁ、じゃあ.また来るね!」
「うん...」
そう言ってみんなの姿が見えなくなってく。
ハァ、
痛っ...
あたしは生理痛で遊べなかった。