君はボクの天使?
やっと会場を出ると
春の夜の暖かい空気に
体を包み込まれた
外は、まだ熱気の覚めない
ファンの子達でいっぱいで
大勢で騒いでたり
再会を喜んだり
出待ちのために並んだり
楽しそうだった
私は駅へ向かって
会場の広い敷地をゆっくり歩いていた
その時
ケータイのバイブの振動を感じた
腕に掛けていたスプリングコートのポケットからケータイを出すと
知らない番号だった
私は
淡い期待をして
電話に出た
「もしもし・・・」
「つぐみちゃん?今、どこ!?」
リクちゃんだった
「今、会場の外だよ」
「どの辺!?何が見える?」
「えっとね・・・」
私は辺りを見回した
「噴水と、イルミネーションの前に居るけど」
「今行くから待ってて!!」
そう言って、電話は切れてしまった
リクちゃん、大丈夫かな
こんなところに出て来ちゃったら
絶対ファンに囲まれちゃうのに
心配とドキドキで
私はキョロキョロしてしまった
そのたった数分はすごく長く感じた
リクちゃんは、なかなか現れない
その時、遠くから不思議な物体が近づいて来るのが見えた
春の夜の暖かい空気に
体を包み込まれた
外は、まだ熱気の覚めない
ファンの子達でいっぱいで
大勢で騒いでたり
再会を喜んだり
出待ちのために並んだり
楽しそうだった
私は駅へ向かって
会場の広い敷地をゆっくり歩いていた
その時
ケータイのバイブの振動を感じた
腕に掛けていたスプリングコートのポケットからケータイを出すと
知らない番号だった
私は
淡い期待をして
電話に出た
「もしもし・・・」
「つぐみちゃん?今、どこ!?」
リクちゃんだった
「今、会場の外だよ」
「どの辺!?何が見える?」
「えっとね・・・」
私は辺りを見回した
「噴水と、イルミネーションの前に居るけど」
「今行くから待ってて!!」
そう言って、電話は切れてしまった
リクちゃん、大丈夫かな
こんなところに出て来ちゃったら
絶対ファンに囲まれちゃうのに
心配とドキドキで
私はキョロキョロしてしまった
そのたった数分はすごく長く感じた
リクちゃんは、なかなか現れない
その時、遠くから不思議な物体が近づいて来るのが見えた