君はボクの天使?
結局リクちゃんは、ボディスクラブも買ってくれた

そしてニコニコ笑顔を振りまいてスタッフにペコペコしながら帰っていった

「はぁ・・・」

私は脱力していた
一瞬でもリクちゃんに男を感じた自分が信じられない

「可愛いじゃないですかぁ!リクちゃん!」

カミちゃんはちょっと興奮していた

「まぁ・・・可愛いかもしれないけど男は感じない」

私は自分に言い聞かせるようにハッキリと言った
リクちゃんの小さい手はただ笑えるだけ
だけど
トモの長くてスラッとした指にはドキッとさせられる

「そうかなぁ・・・可愛くてなんか母性をくすぐられちゃいません?やだぁ、付き合いたいかも!」

「うそぉ!?」

カミちゃんの意外な反応にビックリした

でも、カミちゃんにリクちゃんは譲れないと思ってしまった

リクちゃんは私の事が好きなんだから

だから誰にも譲らないよ


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