君はボクの天使？

強引な彼女

「つぐみさん、目腫れてません！？何かあったんですか？」

私が出勤すると
早番だったカミちゃんがすぐに私の顔に気づいて心配してくれた

昨日必死で冷やしたのに
朝起きると私の目は、腫れ上がって
どんな濃い色のアイシャドーを使おうが
アイラインを太く入れようが
収まりがつかない酷い状態だった

「うん・・・トモが浮気したの」

「えぇー！！ちょっと！ホントですか？」

私は頷いた

でもそれ以上、話す元気が出なかった
カミちゃんはそんな私を見て
とても哀しそうな顔をした

今日は休もうかと思った
朝起きたら気分は最悪で
頭は痛いし

でもお店に来ればカミちゃんも居るし
休んで家に一人でいる方が辛いのは分かりきっていたから無理矢理出てきた

お客さんはまあまあ来て
接客をしていると気も紛れて
午後になると、瞼の腫れも引いてきて
ちょっとだけ元気が出てきた

そんな私を見てかカミちゃんが

「つぐみさん、今夜飲み行きません？明日、休みですよね？」

と、誘ってくれた

「あぁ・・・」

私は、ほんの少し迷った

と、いうのも明日地元の友達の結婚式で朝早くから出掛けないといけなかった

でも

今夜、おとなしく家に帰る事はやっぱ避けたい

「うん！行こう」

そして仕事が終わると私達は飲みに行った