月光花の守人
月の魔法
風の吹き渡る月夜、ふわふわの綿毛がいっせいに、ダイヤの形をした白雪の花を一面にさかせた。
月夜にしかさかない花、月光花。
一輪の花が月に話かける。
「今日もまた、月光の丘に人が来て仲間が摘まれた」
「うん」
「仲間が摘まれていくのを、そばで見てる事しかできないなんて……」
やるせないその言葉に月がいった。
「じゃあ叶えてあげるよ。キミの仲間を思う強い気持ちにこたえてさ」
月夜にしかさかない花、月光花。
一輪の花が月に話かける。
「今日もまた、月光の丘に人が来て仲間が摘まれた」
「うん」
「仲間が摘まれていくのを、そばで見てる事しかできないなんて……」
やるせないその言葉に月がいった。
「じゃあ叶えてあげるよ。キミの仲間を思う強い気持ちにこたえてさ」