あたしと野球ボールとアイツ

修二に撫でてもらった頭に全神経が、行く。


さらに火照る顔。


いつも、いつもずるいんだよ・・・・バカ。


走って行く彼らを、あたしはもう止める事なんてできない。


例え、ハーゲルダッツを100ダース積まれても止めたりしないよ。


だって、走っていくことを支えるのがマネだもん。


あたしはニッコリ笑って空を見た。


日差しがきついなー。


「おい!美鈴!お前も走るぞっ!」


「え・・・えぇ!!?」


「当たり前だろうが!」


「やだよ!焼けちゃう!!」



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