微熱
二月
神様…本当にいるなら、ひとつだけ、願いをかなえて下さい…

私立高校の入試、ちょっとした事件があり、毎日居残り生活をしいられていた。
それというのも…

俺と輝は、もちろんのこと、いつもつるんでる奴が他に4人いる。

6人一緒の高校にいこう。
俺達は、私立も公立も同じ高校を受けることにした。
「へえ〜結構悪そうなん居るねぇ!6人でココ来たら面白そうじゃねぇ?」
輝は、周りを見渡しながら言う。

そんな話しながら、高校生活に希望を抱いていた。

「あ〜ちょっとトイレ!」俺は、そう言って立ち上がる。
皆は、談笑中、返事は返ってこない。

ダラダラと歩き出しトイレにたどり着く。

入り口を塞ぐ3人のいかにもっていう奴等が、俺の行く手を遮った。

「なんちゃってヤンキーか〜?にいちゃん弱そうだな!ココ入ったら、俺達が仕切るからよぉ〜!お前も゛パシリちゃん゛一号として使ってやっから、挨拶していきな!」

ニャニャしながら、絡んできやがった

「お前らバカか?入試だぜ!落ちたら、ココ仕切るもなにも、ねぇだろ?お前ら受かったら、相手してやるよ」
俺の返しで…始まった。

3対1か、しゃ〜ねぇな!

俺は、絡んできた奴だけ、ひたすら狙った、他の二人には目もくれず。

三人からボコッボコにされながら!ひたすらだ…

どんだけ殴られ、どんだけ殴ったか…覚えていない。
我に返った時は、入試会場の教員達に、取り押さえられていた…

俺は、私立に落ちた…

今、放課後は連日、生徒指導室で尋問中…三日目…

俺は、なにもしゃべらなかった。

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