Kiss☆
Firtst kiss
好きな人~悠亜SIDE~
あたしは今日も………
「やばいー!!!!」
そう言いながら階段を急いでかけ降りて
リビングに向かう。
「もう少し余裕を持って起きたら?」
お母さんは呆れている。
そんなこと全く気にせず、あたしは置いてあるオレンジジュースを一気に飲み干し、お弁当を持って慌ただしく家を出た。
「あ!悠亜だー☆おはよう!」
ギリギリの時間に教室に入り、椅子に座る。
「真矢おはよー!ハァ、ハァ、ハァ………」
後ろの席の真矢に挨拶を返し、あたしは机の上に伏せた。
「…………。どう!!!……新藤!!!!!」
―ガタッ
「はい?!!!」
「お前、寝過ぎだ。 1現目終わったぞ?」
え?えーー!!??
あまり理解をしておらぬ………。
「真矢?」
お決まりの真矢に聞く。
「んー?悠亜、机に伏せてから寝ちゃってたんだよ!」
あー!なるほど。
って、まぢーーーーー!!!!
ばかだーーー!!
「はい!」
あたしがギャーギャー騒いでいると
真矢はノートをあたしに差し出して「写していいよ!」と言ってくれた。