Kiss☆
「あ!」
あたしは思わず言ってしまった。
「悠亜の彼氏かよ!!」
「やべーよ!」
3人の男はそういいなが言ってしまった。
あたしは、状況を理解していない。
けれど、今目の前にいるのは……………。
先輩だ。
どうして、先輩がこんなところにいるの?
あたしの中には?がたくさん浮かんだ。
「ぜってー、こーなるって分かんなかったのかよ…?」
突然の先輩の言葉に一瞬ビクッとする。
あたしは自分の今の状態を今さら理解し………。
とてつもなく、恥ずかしくなって。
さっきまで、全く動かなかったはずの体を一気にお越し………。
脱がされた全てを持って端に隠れた。
「全部着たら呼べ。」
先輩はそう言って、後ろを向いた。
あたしはまた涙が出てきて
着替えながら声を上げて泣いた。
悔しくて、悔しくて、
その時、先輩の一言が、頭をよぎった。
『ぜってー、こーなるって分かんなかったのかよ…?』
本当だよ。
ただただ浮かれてて、
それだけで男について行って…。
バカすぎる自分が、本当にうざいって思った。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
真矢は?
確かあの時トイレ行くって…。
真矢!真矢を助けに行かなくちゃ!!
あたしは全部着終えて、走り出した。
「おい!!待て!!待てよ!!」
走り出した瞬間、先輩の大きな声が響き渡った。
足を止め、振り返ったあたしのところに先輩が小走りで来たかと思うと、
ぎゅっ
先輩はあたしを力いっぱい抱き締めてきた。
あたしは、頭が真っ白になり、
「せん…ぱい?」
としか言うことができなかった。