光をくれたのは君だった
もう何も考えず仕事しよう!
無我夢中で仕事をしていると
お昼になっていた

私はいつも屋上で食べている

うちの会社の屋上は
テラスになっていて
お昼をそこで食べる社員は多い

わたしはいつも
隅っこにあるベンチで食べている


「はあ」

わたしの楽しみはご飯しか
ないのだけどお昼ご飯は
あんまり好きじゃない

みんな楽しそうにおしゃべりしながら
食べているのが目に入るから。

「せっかくおいしそうなお弁当
食べてるのに溜息はよくないんじゃない?」

声がするほうへ顔をあげると
そこには最も会いたくなかった
廣瀬さんがいた。
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