光をくれたのは君だった

次の日の社内ミーティングには
やっぱり彼の姿があった

どこの部署なんだろう?

そして女の子たちは
彼にすごく注目していた

見たことない顔っていうのも
あると思うけど、それだけじゃない

「あの人かっこいい」

なんて言葉まで聞こえてくる


彼が急にキョロキョロし始めた

なんだろう?なんて
思っていると

彼はわたしを見つけて
にこりと微笑んだ


え?いまのなに? 
わたしも周りをみて
他の人に送った笑顔かと確認

すると彼は小さく指を差しながら
クチパクで何か言った


なんて言ったかなんて
すぐわかってしまったけど。

『バカ お前だよ』

って。


なになになに。 
微かに顔が赤くなってるのが
自分でもわかった
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