光をくれたのは君だった

「これより社内ミーティングを始めます」

それから社長のあいさつとかは
まったくわたしの耳に入ってなかった

「はい、続いては
今年度の販売戦略について企画課
お願いします」

そして3人ほど前に出てきた
その中に彼、廣瀬くんがいた

企画課だったんだ。

企画課ってあんな若い人
いなかったから少し驚いた

営業マネージャーを
経験し現場を全て把握できるように
なってから企画課などに
異動する場合が多い


ってことは彼は
出世コースなのかしら。


ってこのミーティング
わたしは彼ばかりみて
彼のことばかり考えているような...


やめようやめよう


それでもしっかり
ミーティング中に話す
彼の声をしっかり聞いていた


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