光をくれたのは君だった



バタバタッ

隣りからすごい物音が

「びっくりした
そういえば誰か越してきてたな」

うるさい人じゃないといいけど。

眼鏡をとり、長い前髪もあげて
さて料理支度でもするか。

今日は少し肌寒かったしシチューにした

「うーん、おいしいよーきよし」
にゃー

ピンポーン

え?だれ?

「はい、眞田ですけど」

残念ながらうちのインターホン
顔は映らないので声だけで。

「あの、隣りに越してきた
廣瀬です。あいさつにいました」

なんだ、あいさつかぁ。ほっとした

「はい、いまでます」

カチャ

「いや~夜分遅くにすみません、、っあ!!」

顔見た瞬間驚いた。
だって、今日会社のエレベーターで
一緒になった彼だったから。

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