冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
朝、目が覚めて、
隣に隼斗が眠っている、
それがどれくらい大きな幸せかを、
少しだけ…分かった気がする。
もうちょっと眠ってようかな…と、身体を布団の中に沈めた…、その時。
首もとに、何か冷たいものが当たっていたのに気がついた。
これ…って…
「…ん…奏未、おはよ」
「隼斗…これ…」
首についていた、ピンク色の宝石がついた小さなハート形のネックレス。
それを見せると、
「……さぁ、
サンタクロースでも、…来たんじゃねぇの」