冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「はい、お茶。外寒かったでしょ」
「ありがとう!」
温まる…
隼斗もお茶を飲んでいたけど、
まだ、寒さに震えるような、緊張した表情でいた。
「あなた達、客間に荷物置いてきなさい。布団も用意してあるから、今日はそこで寝てね」
「うん」
「…ありがとうございます」
さっそくその部屋に荷物を置きにいくと、
ぎゅ…って、肩に腕が回って…抱きしめられていることに気づいた。
「隼斗…?」
「ごめん、今だけこうさせて」