冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「うるさい。
私は部屋で本を読んでいる」
「お父さんっ!」
…そのまま、あたし達のほうを見向きもせずに部屋にこもってしまった。
「ごめん…隼斗…」
「…ちゃんと、挨拶してくる」
あたしは、隼斗の背中を見つめながらついていった。
「お義父さん」
返事もしてくれないの…?
何でそこまで…隼斗を避けるのか、あたしですら分からない。
さっきからずっと呼びかけてるのに、何も言ってこないなんて…