冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
でも、今はそんなこと気にしている場合じゃない。
ドアを開けると…―――――、
「お父さん…?」
床で、
胸の辺りを抑えながら倒れていた。
意識無くて、
あたしは…怖くて、声が出なくなった。
嫌だよ、
冗談でしょ?
お父さん…
さっき、釣りに行ってたんでしょう?
「大丈夫、まだ脈はある。救急車呼ぶから」
冷静に対応する隼斗を、涙目で見ていた。
お父さんを揺さぶっても、何しても、目が覚めないなんて……