冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
本当に、高校生みたいだな…あたし。
「……奏未」
隼斗に呼ばれて顔を上げると、
隼斗はお父さんを見ながら…
「分かりますか、隼斗です」
「‥…目、覚めたの!?」
「あぁ」
お父さんの手を握って、
「お父さん!奏未だよっ…!」
呼びかけた。
お父さんは、笑顔を返してくれた。
先生が来て、もう大丈夫だと言ってくれて、
お母さんも戻ってきて、
これでちゃんと、家族揃った。