冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
隼斗は、優しく頭を撫でてくれた。
「俺達が支えればいい。
家族だからな」
やっぱり優しいな…。
「うん、そうだね」
家族、という響きが心地よくて、やっと皆が家族になれた気がした。
「あ!あたしたち、ご飯まだだよね。あたし買ってくるよ」
「いや、俺が…」
「いいの。お母さんと話したいこともあるし」
「わかった」
病室を出て、お母さんを見つけて。
いっしょに売店に向かう途中でお母さんに訊いた。