冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
そんなことはできない。
布団の中で荒い呼吸をしているうちに、
いつの間にか眠ってしまっていた。
『部長、安斎さんいい加減ヤバくないですか?』
『ああ』
12月27日。
あの日から2日、無断欠勤をしている安斎。
……自宅にも実家にも携帯にも、連絡がつかないらしい。
『あ、そういえば…。安斎さんに渡していた資料使いたいんですけど、勝手に探してもいいですかね?』
『…ああ。俺も探すの手伝うよ』