冷血な旦那様と新しい恋 【完結】




乱雑に積み重なったファイルを片付けていった。


そうしている内に、

一枚の封筒が床に落ちた。



『……!!』



封筒を拾い上げたと同時に、中から出てきたものを見て、



言葉を失った。

全身から血の気が引いていくのが分かった。












「…はぁ…っ、はぁー…」

……夢…?




「隼斗…っ!?どうしたの?」


「…いや…、‥何でもない‥‥」


「すごい汗だよ、ちょっと待って。今タオル…」
「ここに…いてくれ…」



気がついたら、奏未を抱きしめていた。


「いるよ…。ずっと‥…」




< 131 / 344 >

この作品をシェア

pagetop