冷血な旦那様と新しい恋 【完結】




奏未に言えるわけがない。



安斎のデスクの上にあった封筒から、



奏未の写真が出てきたことは‥‥‥‥‥






「あ、鍋…」

プシュー、と、吹きこぼした音が聞こえた。



「ごめんな…、料理中に引き留めて」


「ううん、あっ…、あたし今日湯豆腐作ったんだよ。具合悪くても食べやすいかなって。
頭…まだ痛い?」



「‥‥大丈夫。もう夕飯できる?」


「うん、あとちょっと」



「分かった、今俺もそっち行くな」




< 132 / 344 >

この作品をシェア

pagetop