冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「そっか…。
でも、まずは圭くん、に知らせなきゃだめだよ?」
「うん…。
そう…だよね…。
今、お昼だから大丈夫かな。
もしだめであっても、奏未が側にいたら大丈夫な気がするから、
電話で伝えるよ」
「分かった」
佳苗の左手を握った。
あたしはちゃんといるからね。
佳苗が通話ボタンを押して、
少したって、
低い声が携帯から聴こえた。
「圭くん?
……うん、ごめんね、学校にいるときに。
…うん。
大事な話があってね、あの…」