冷血な旦那様と新しい恋 【完結】




「わかった」



薄着気味だった佳苗にあたしのコートを貸して、
二人で、待ち合わせをしてるっていう駅前のカフェに入った。


「身体とか大丈夫?」



「うん。
昨日の夜に、生理が3週間以上遅れてるのに気づいて、検査薬使ったら線出ちゃって…。

今日、近所の産婦人科に行ったら、おめでとうございますって…」



「そう…だったんだね」


佳苗がオレンジジュースを飲みながら、
あたしに笑顔を向けてくれた。


「奏未に子供できたらあたしに何でも相談してね!
一応、ママの先輩になるから」




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