冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「うん、そうします先輩!」
あたしが注文した、ジンジャーエールはもう3分の2以上飲んでしまった。
佳苗は逃げられてもいいって言ったけど、
多分あたしは許せないと思う。
逃げるのを解決策にしないで欲しい。
そう思うと、あたしも緊張してきて…
あっというまに飲み干してしまった。
「あ…、か、奏未…」
「んー?」
「圭くん、来た…」
窓の外を見ていた佳苗と一緒にあたしも窓を見た。
その先には、スラッとした男の人が立っていた。