冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
確か…お昼頃に来るって言ってたはず。
それまでお部屋とかきれいにしてよっと。
「……っ…」
この日は、いつもよりズキズキと背中が傷んだ。
やがて、正午を過ぎた頃。
♪ピンポーン
チャイムがなって、インターホンの画面には佳苗、那智ちゃん、そして…
ハルくんが映っていた。
「いらっしゃい、皆」
「奏未〜っ!大丈夫!!?」
ドアを開けると同時に、那智ちゃんが抱きついてきた。
「な…、那智ちゃん。背中‥‥‥痛いぃ…」