冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「悪いとは思ってないから。お前を守れない旦那なんかやめろよ。
よく考えといて。じゃあな」
あまりに突然のことで、俺はただ。
茫然とその場に立っていた。
ドアが開き、
男と目が合って。
「あんたには奏未は守りきれないよ」と、俺はすれ違い様に言われた。
静かに病室の中に踏み入れたとき。
「隼斗…」
涙ぐんだ奏未。
「‥‥大丈夫か」
「うん……。今日…1日だけ入院っ…て…」