冷血な旦那様と新しい恋 【完結】




それからあたしは。


極力隼斗の前に現れないように、



具合が悪いふりをして、ずっと自分の部屋に籠った。



ハルくんからの着信も、
隼斗からの着信も怖かった。



あたしにできることは全部やる。


朝ごはんも、お風呂を準備することも、夜ごはんも。




今のあたしは、それしかできない。



罪悪感の塊が、胸の中に居座っている。









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