冷血な旦那様と新しい恋 【完結】




家に着き、リビングに入ると。


微かな甘い匂いが漂っていて。


テーブルの上には、夕食とともにチョコのケーキがあった。



奏未……作ったのか…



フォークで口にそれを運ぶと。

抑え目な甘みと、ほろ苦さが口の中に広がった。




甘いものが苦手でも、美味しいと感じられる。


皿の横に、小さいカードが置いてあった。




「――…‥」



気づいたら、足が勝手に動いていた。








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