冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「何で言えないんだよ。
じゃああれは嘘なのか?
適当に書いたのかよ?」
「‥‥違う…違うけど…!」
「だったら何でだ?
旦那なのに……何も言ってくれないんだな」
「‥‥ごめ…なさ…っ…」
「もういい。何も訊かないから。
……しばらくは、ビジネスホテルにでも泊まる。
奏未と…距離を置きたい」
俺は部屋を出た。
そして、大きめの鞄に必要な最低限のものを詰め込み。
家を出た。