冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
あいつの声*隼斗side*
「部長、この書類の見直しなんですが…」
「企画書、できました!部長」
「分かった。すぐに目を通しておく」
家を出てから2日。
できるだけ奏未のことを考えないように、仕事に打ち込んでいた。
どうせ終わっても、俺が帰るところは狭いビジネスホテル。
だからこの2日間、残業して時間を過ごした。
「やっと一段落過ぎましたね。でも、部長が明日の分まで仕事しておくなんて、珍しいんじゃないっすか?」