冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
そのまま、寝ちゃったの?
勘違い…するよ?
「隼斗…」
「……ん…もう朝…?」
「うん」
「熱は…?
熱、下がってないんじゃん」
「うん…」
あたしのおでこに手を当てて、
「寝てろ」
それだけ言って、部屋を出ていった。
今日も隼斗…仕事だから、家事くらいはちゃんとやらなきゃ…。
「奏未…。寝てろって言っただろ」
「隼斗仕事でしょ。熱はあるけど別にフラフラしてるわけじゃないから、大丈夫だよ」