冷血な旦那様と新しい恋 【完結】




「そうだった。
ちょっと電話するね」





玄関の端っこで。


大好きな人にかける電話。



『もしもし』


「隼斗?
そろそろ終わりますよ〜」



『分かった。
楽しめたか?』



「うん…。いろんな話をしたよ」



『‥‥‥そっか。
待ってろ、今行く』



「うん」




ポコっ


……分かったのかな、あたしの心を、赤ちゃんは。









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