冷血な旦那様と新しい恋 【完結】



「ありがと。
ふふ、お腹、もうぺったんこだね」


「ね!!
…なんか、変な感じ。
ほっとした。麻耶が産声あげたとき、涙でちゃんと顔見れなかったもん」



「あたしもそうなるかな」



「なるよ、絶対。
予定日、いつ?」



「12月…9日だよ」



「そっか。
あたし応援しているからね」


「うん、頑張るね」




ホワって麻耶ちゃんが笑った。



小さい腕がパタパタと動いて。



あたしも佳苗も、おもわず笑顔になる。




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