冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
窓の外は相変わらず雪が降っていた。
今年は、ひょっとしたら積もるかもしれない。
「雪、すごいね。
もしかしたら、積もるかもしれないんじゃない?」
…奏未も同じことを思っていて。
俺はおもわず頬を緩めた。
小さい口で笑っている日向に自慢しなきゃな。
パパとママは、
ずっと仲良しってこと。
「ねぇ、なんで笑ってるの??」
「…教えない」
「え、ひどいっ」
「いいから、疲れてるんだから寝ろ」
日向を抱きながら、
俺はずっと外を見ていた。