冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「じゃあ、おこすっ!
パーパ!ごはん!おっきして!」
「…ん…日向?」
「パパいちばんおそい!ごはんなくなるよ」
「昨日、やりすぎたから…まだ寝かせろ…」
なッ、何言ってるの…ッ!?
「なにやりすぎたの?」
「お、お仕事!
ほら、日向はご飯食べなさい」
「わかった!」
寝ぼけてる隼斗には近づけさせないようにしよう。
「パパ、おきないねぇ」
「そうだね。今日は土曜日だから、多目に見よう」
ジャムを塗ったトーストをかじりながら笑う日向は、隼斗そっくりで。
とっても愛しい。
「あ、パパ」
あくびをしながら、日向の頭を撫でて、重たい足取りでソファーに座った。