冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
家に帰って、部屋で1人音楽を聴きながら、携帯をいじった。
何度も、同じ画面を開く。
それは、悠の電話帳。
好きっていいたい。
好きっていいたいのに、
言えない。
だってアイツは…
まだ…。
今好きって言ったって、フラれておしまい。
そしたら、今の関係じゃいられなくなる。
それが、一番…あたしにとって、怖いことだった。
携帯の電源を切り、あたしは布団の中に潜った。
聴いてた曲を頭の中で流しながら、思ったことを忘れるように眠りについた。