冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
その前に聞いてくれないか?
俺の、今の気持ち。
だから、一生目を覚まさなかったら許さない。
頼むから…
「悠っ!」
「ハルくん!」
那智がここに運ばれてから少しして、佳苗と奏未が来た。
「那智、どうしたの!?悠はその場にいたの!?」
佳苗が俺に息を切らして尋ねてきて。
俺は知ってること全て喋った。
「信号無視したって…。俺は、直接は居合わせてない。その前まで…一緒にいた」
道路の上に落ちていた那智のバッグから、画面が割れた携帯電話が落ちた。
だから…繋がんなかったのか?
……それとも、電源を切っていたのか…