冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
家に着いて、玄関先で倒れている奏未を抱き起こした。
「あ…隼斗…ごめんなさ……」
「鍵見つからないから、後で探しておく。今は心配しないで、寝てろ」
ベッドに運んで、
俺は外へ戻った。
芝生の上だと…見つけるの厳しいな。
そう思ってた矢先、
草の影で暗くなっていたところに、
見つけた。
「あったぞ。鍵」
「ありがとう…」
頭痛薬を飲んだらしく、
水をいれたコップの中身は、半分ちょっと減っていた。