冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「具合…悪くなってないか?」
「なって…ないよ」
…無理をしていることなんて、すぐわかる。
外で倒れていたせいで、
熱も上がっただろ…。
……眠りについた奏未に、きちんと布団をかけた。
奏未のご飯、作ってから、会社に戻るとするか。
部屋を出ようと、ドアを開けたとき。
微かな、小さい声が聞こえた。
「……やっぱり…好きだよ……隼斗…」
やっぱり?
意味わかんねえ。
奏未…好きじゃなくなっていたのか?
おれのこと。