冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
薬が効いて*奏未side*
目が覚めると。
朝の身体のダルさが少しよくなっていた。
頭も、痛くない…
薬が効いたんだ。
時計を見ると、
午後4時を過ぎていた。
隼斗、
いつまでここにいてくれたのかな。
……あたし、また迷惑かけちゃった…。
隼斗にとっては、ただの戸籍上の夫婦。
あたし、邪魔なだけなのに。
期待なんてしていたら、馬鹿すぎる…。
窓から見える太陽は、
いつもより大きかった。
虚しいくらい…大きい…。